まちづくり協会

株式会社京谷商会は2021年10月8日、太子町の観光事業の振興と発展を目的として活動する太子町観光・まちづくり協会に、町内で観光関連事業を行うものとして正会員Aとして入会させていただきました。

太子町観光・まちづくり協会は、太子町ブランドの創出や、地域の観光関連事業の広報活動などを通じて、太子町の観光資源を活かしたまちづくりの取り組みをされています。

観光分野における株式会社京谷商会の取り組みは現在のところ準備段階ではありますが、協会の活動に参加させていただきながら知識や情報を得て、観光産業における収益化を目指します。

以下、弊社における太子町の観光分野に関する現状認識と、今後の取り組みについてまとめて記載します。

太子町の観光資源と現状

太子町は、その名の通り、聖徳太子ゆかりの地として知られる町で、聖徳太子の御廟がある叡福寺や、聖徳太子にまつわる用明天皇や推古天皇などの御陵があり、小野妹子の墓、蘇我馬子創建の寺院なども存在しています。

また、奈良との県境には、万葉集にも詠まれた「大阪みどりの百選」のひとつである二上山があり、登山やトレッキングを目的として観光客が訪れています。

地方都市や自治体における特色が少なくなり、地方に個性が失われたとされる現代において、聖徳太子という歴史上のスーパースターにゆかりがある土地であることや、自然のアクティビティがあることは、観光分野における高い潜在能力があると言えます。

しかし、その一方では、太子町に観光客が訪れたとしても「飲食店が少ない」「持ち帰るお土産が無い」など、お金を落とす場所やアクティビティが非常に限られており、観光で訪れた人々に対して高い満足度を提供できていないばかりか、太子町への経済的な寄与もほとんどありません。

株式会社京谷商会の観光アプローチ

株式会社京谷商会の行動理念は「Go Crazy with Harmony」で、調和と狂気を両立した手段によって、収益性の確保を前提としながらも地域の社会問題を積極的に解決していくことを目標としています。

観光分野においても基本的な考え方には違いがありませんが、太子町の地域経済の活性化や雇用創出に大きく寄与する分野であるとの認識から、足りないものを補うだけでなく、新たな価値の創出に向けた取り組みを行います。

具体的な観光分野におけるアプローチのテーマは「心と身体を和ませる町」です。

大阪市内から40分程度という立地にありながら、二上山を含む自然に恵まれた太子町を、日々の生活で蓄積された疲労やストレスを解消するために訪れる場所として活用していただくことを狙いとします。

もちろん、さらに遠くまで足を運べば大自然が広がり、観光としての満足度が上がることは間違いありませんが、往復の運転や移動によって疲労してしまうのではないかと思い、お父さんに優しい太子町になればと思います。

株式会社京谷商会では今後、太子町観光・まちづくり協会の皆さまのご協力をいただきながら、以上のようなテーマを掲げた観光分野での取り組みを行ってまいります。