スマートアグリ事業部は、株式会社 京谷商会の中核をなす事業部のひとつで、IoT技術やドローンなどを活用した世界標準の農産物生産を行う農業を主体としたビジネス展開を行います。

見て楽しめる、食べて美味しい農業を目指して

私たちの農業の特徴を、ひと言でまとめると「減肥スマート露地栽培」となります。

人体への悪影響が懸念されている農薬や化学肥料の使用を最小限に抑えながら、スマート農業の諸技術を積極的に取り入れ、自然環境のなかで野菜を育てる露地栽培を行っています。

ビニールハウスは現代農業を代表する技術のひとつであるものの、外部から農産物の生育状況などが確認できず、農村や農地の景観を損なうことから、農地に地域コミュニティ作りの場であることを期待する私たちの会社理念に沿わないため、露地栽培を選択いたしました。

農地の運営にあたっては、地域コミュニティ事業部との連携を行い、休憩スペースや作業内容の分かる看板の設置など、農地を訪れた人々が楽しめる空間づくりを行います。

京谷農園

株式会社 京谷商会が野菜作りを行う農地は「京谷農園」ブランドで展開しています。

京谷農園

京谷農園のロゴマークは、太子町の豊かな自然に囲まれた環境で行う私たちの農業を表しており、ITソリューション事業部が制作を担当しました。野菜の出荷時にはパッケージ等にもプリントすることで生産した農産物のブランディングを行います。

また、京谷農園の専用ウェブサイト(kyotaninouen.com)を開設し、野菜の生産の状況に加え、農地や使用機材などの情報を発信することによって、新規就農者の増加に寄与することを目指しています。

現在の農地の状況

スマートアグリ事業部が管理する農地(圃場)は計9区画で、合わせて40アール(約4000平方メートル)です。

圃場名称所在地広さ(アール)生産作物
1号農地太子町4.91小松菜、(ホウレンソウ)
2号農地太子町7.81アスパラガス、小松菜、(ホウレンソウ)
3号農地太子町11.14土壌再生中
4号農地太子町7.4土壌再生中
5号農地太子町1.48ハーブ、唐辛子
6号農地太子町1.52カボチャ
7号農地太子町0.4土壌再生中
8号農地太子町0.86土壌再生中
9号農地太子町3.79土壌再生中

生産中の作物は、アスパラガスおよび小松菜です。

アスパラガスは毎年4月から9月ごろまでの半年ほどの期間、新しい芽が生えてくる多年生の植物で、播種(種まき)から2年は収穫できないものの、3年目からは少しずつ収穫量が増え、10年間は継続して同じ株からアスパラガスを採取して出荷することができます。

小松菜は日本を代表する近郊農業作物で、季節を選ばない周年栽培が可能な野菜です。播種から収穫までの期間は、夏の暑い時期には20日程度と極めて短く、1株の単価は決して高くありませんが大消費地へのアクセスが良い地域においては出荷先を見つけやすいです。

農業のスマート化の状況

2021年5月1日現在、利用権を取得している40アールの耕作放棄地の再生に取り組んでおり、畝立てまでのプロセスを完了した圃場から順次、センサー等の導入を進める計画です。

スマートアグリ事業部の基礎データ

事業部名スマートアグリ事業部
事業部名(英語表記)Smart Agri Division
部および課なし
人員2名
発足年月日2021年4月20日
主要取引先南大阪農業協同組合 太子支店
ワクダ種苗
辻農機
管理WEBサイト京谷農園 公式ウェブサイト